2015年

5月

31日

次は高学年の番

午後2時に安心院支所に集合し、1時間弱のドライブ。高速を宮河内インターで降りて半年ぶりにリサナ・ロッソへ。

今年も「大分県ジュニアフットサル交流戦」が始まりました。

 

結果はトップページで紹介していますように、4試合を戦い1勝1分け2敗。4戦して1勝しか挙げることができませんでしたが、全体的な感想としては、攻守ともに充分収穫を感じる内容となりました。

 

まず、失点が少なかったこと。

リノスに良いように振り回され、シュートを打たれまくった3試合目を除けば失点は3試合で1点だけ。相手がフットサルに慣れていないという事情もありましたが、低い位置での不用意な横パスが減ったことと、「攻守の切り替えをしっかりして、数的不利を作らず全員が良いポジションを取っていればそんなに失点はしないから」と言い続けてきたことが、ようやく形になって表れてきました。

 

また、攻撃に関しても、去年のように一方的に攻められるだけという試合は減って、相手にボールは保持されながらもチャンスの数やシュートの数自体は増えてきました。これも、ある程度相手にボールを持たれることを想定し、その上でボールの奪いどころをチームとして共有し、奪ってカウンターにつなげるという戦い方が浸透しつつあるからだと思います。

 

ここのところ、チームの戦い方、スタイルを模索しながら練習に取り組んできましたが、帰りの車の中で「ようやくチームの骨格が見えてきた」という言葉をコーチから聞くことができたのが、最大の収穫だと思います。

昨日の試合を現地で見ていただいた保護者の皆さんにも、少しでも去年までの戦い方との違いを感じてもらえたのなら嬉しいです。できれば全試合を振り返りたいところですが、そうすると恐ろしく長くなってしまうので(笑)、今回は4試合目を中心に感じたことを振り返ってみたいと思います。

 

1試合目、2試合目ともシュートの数では上回りながら決めきることができず、0-0、0-1という悔しい試合が続き、続くリノス戦は点差以上の完敗。最後の試合も前半は0-0という展開でしたが、「内容は悪くない」「練習でやっていることはできている」「最後なんで出し切って、勝って帰ろう」と声をかけて迎えた後半に、4点を奪って勝つことができました。

まず、「最後のボールタッチが長くなって止められているので、我慢してサイドに持ち出すか、緩急の変化をつけてみろ」と言い続けてきたキャプテンが、やっぱり最後のタッチは長くなってしまったけれど、それでもあきらめず足を伸ばして押し込んだシュートが決まり初ゴールを挙げると、同じく2列目から何度もチャンスを作りながら判断が遅く、なかなかフィニッシュまで持ち込めなかったもう一人の6年生が目の覚めるようなミドルシュートを突き刺し2点目。

すると、6年生のケガと、5年生の体調不良で回ってきた先発の座を務め、ほぼフル出場を果たしただけでなく、たびたびチャンスを作ってきた3年生が3点目を決めてくれました。

さらに、前半の途中から6年生と交代し、悪い流れを変えてくれたもう一人の3年生までもがゴールを決め、4-0。取ってほしい選手が点を取り、最高の形で最後の試合を終えることができました。

 

最近、日本代表のハリルホジッチ新監督の影響もあり、「プレーの速さ」「球際の強さ」という言葉が再注目されています。

今回、バーモントカップに向けてのメンバーを選考するにあたり、特に考慮したのが「球際の強さ」と「切り替えの意識」でした。3年生ながら、体幹が強く、真面目な性格で攻守の切り替えを怠らず、高学年相手でもひたむきにボールを追いかける。そんなプレースタイルを評価してAチームに残し、先発として使い続けてきた3年生が活躍してくれて、やっぱり選んで良かったと素直に嬉しく思いました。

さらに嬉しいのは4点目です。

それまでの3点が中盤で相手ボールをカットして一人で決めたゴールだったのに対し、4点目だけは味方のパスがつながり、一旦はキーパーに防がれたシュートを逆サイドの3年生が詰めて押し込んだ形のゴールでした。

一見するとこぼれ球に詰めただけの簡単なゴールに見えますが、こぼれ球を予測したポジションと、バウンドしたボールを点で合わせ、浮かさずゴールに流し込んだ判断力。これはもう、センスというしかありません。

 

 

今年は2年ぶりに6年生だけでAチームが組めると楽しみにしていましたが、当日の午前中の練習で6年生の一人が足を痛め、出場を回避。交代の1番手である5年生も今週は体調不良で交流戦も不参加。4年生のフィールドプレーヤーは現在Bチームにいますので、必然的に3年生に先発という大役が回ってきました。

その3年生が見事に高学年の穴を埋め、ゴールという結果を残し、「代役」からレギュラー争いに割って入りそうな勢いを感じます。 

 

これも、「体の強さ」という武器だけでなく、日々の練習に真面目に取り組み、自分なりにチームの約束事を理解し、試合でそれを実践しようとする姿を間近で見ているからこその抜擢ですし、もう一人の3年生に関しても、見るからに高学年に混じってプレーすることの遠慮や不慣れなポジションでのやりにくさを感じながらも、それでも「大好きなフットサルの試合に出たい」という強い意欲を感じ、試合に合わせてコンディションを調整してきたからこうしてメンバーに選ばれ、その結果のゴールです。

3年生なのにAチーム?という意見があるのかどうか、自分の耳には入って来ませんが、5・4年生が少ないうちのチームでは、現状では6年生が欠ければ3年生に頼らざるを得ません。ムードメーカーとしてベンチ入りした選手を含め、少なくとも昨日の交流戦に関しては、歯を食いしばって攻守の切り替えに走り回り、6年生の穴を埋めたのも3年生ですし、ゴールシーンだけでなく、組み立ての場面でもセンスを感じさせるポジション取りでチームの流れを変えてくれたのも、間違いなく3年生でした。

 

最後の試合を見ていた知り合いの方からは、「たくましいチームになっていますね」という言葉をかけていただくことができました。今年も初回から色々なことを感じさせられる交流戦となりました。

 

バーモントカップまであと2週間。

 

何とかチームとしての骨格はできつつありますが、6年生と3年生とでは、体の強さもプレーのスピードも違いすぎます。バーモントカップに出てくるチーム相手に3年生に頼る訳にはいきません。

次は高学年が気持ちを見せてくれることを願っています。 

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2015年

5月

29日

バーモントカップへの道

ホームページの更新をしていたら、今月は3回しかコーチの日記を書いていないことに気づきました。

何かネタはないかと考えてみましたが、この時期の話題といえばやはりこれしかないでしょう。

2週間後に迫ったバーモントカップ。

今回は、その大会の申し込みに関するお話しを紹介したいと思います。

 

バーモントカップ開催決定のお知らせが大分県サッカー協会フットサル委員会のホームページに掲載されたのが4月21日。申し込みの締め切りがちょうど今日、5月の29日なっていました。大会の告知から申し込み締め切りまで、ほぼ1か月。

バーモントの日程が、これまでの11月末から6月に変更になることは去年の監督会議で知らされていましたが、大会当日が今年度から始まった土曜日授業と重なるという、最悪の日程となってしまいました。

 

6年生の保護者からの「やっぱり学校が優先でしょう」という声、コーチからも当初は6年生が全員揃わないなら無理して出場しなくても・・・といった雰囲気もあり、今年は不参加もやむを得ない状況でした。

しかし、そうは言っても小学生のフットサルチームにとってバーモントカップは最高峰の大会です。やっぱり出れるものなら出たい。そんな葛藤もあり、出場か欠場か、態度をはっきりしないでいるうちに、「今年のバーモントカップはどうしますか?うちは学校よりもバーモントを優先します!!」と言ってくれる保護者も増えてきました。

 

そこで、コーチ達とも相談し、「とりあえず申し込みをして、6年生が揃わなくても当日出れるメンバーだけで大会に出よう」いった感じで流れが出場へと傾きつつあった頃、キャプテンの保護者が学校と直談判をしてくれて、最終的に学校よりもバーモントを優先する、ということになったのが5月の中旬でした。

 

たいへんなのは、実はここからです。


バーモントカップの参加資格には、

 

1.フットサルチームの場合

①公益財団法人日本サッカー協会に「フットサル4種」の種別で加盟登録した単独のチームであること。

との規定があります。

 

サッカー・フットサルの指導者、チーム関係者の方なら良くご存知のことと思いますが、最近はサッカー協会に関連した各種登録や申請は、WEB上の「KICK OFF」というサイトへの入力という方法で一本化されています。

サッカーチームのようにしょっちゅう大会やリーグ戦に参加するチームにとっては、一旦このシステムに登録してしまうと確かに楽なのかもしれませんが、うちみたいにフットサルの専門チームはバーモントカップの時ぐらいしかこのサイトを利用する機会がありません。なので久々に利用すると、これがなかなか厄介なのです。

 

まず、サイトに入るためのパスワードを必死で思い出し、とりあえずKICK OFFの画面にアクセス。

続いて、チーム登録画面からまず卒業した選手や昨年度の途中で脱退した選手を削除し、さらに今年度から新たに加わった選手の名前・生年月日を入力。仕事柄、パソコン操作には慣れているつもりですが、それでも骨が折れる作業です。

全員を入力して内容に間違いがないか確認し、送信。

すると、一次承認・二次承認に数日を要し、ようやく登録料の支払可能となります。

ちなみに登録料金ですが、選手登録料(500円×人数分)に、JFAチーム登録料、九州協会・県協会加盟料等々が加算された結果の総額は…

 

おそろしくてここには書けません(>_<)

 

なお、個人の登録料は選手から個別に徴収済みですが、チーム登録料等に関しては当然クラブの会費から支払います。今年みたいに登録の時期が早いと会費の積み立ても少ないため、不足分はとりあえず立て替えておくことになります。また、個人登録料についても、まだ選手から入金してもらっていない分は当然立て替えることになりますし、登録した時期以降に入団した選手についてはその都度徴収し、個別にシステムに登録の上、入金していくことになります。

こちらとしては、個別に入力すると面倒ですし、その都度入金手数料も発生するため、ある程度その年度の入団選手が出揃ってから登録をしたいという思いがあります。

今年の場合はこれらのWEB上での選手登録手続きを締め切り、バーモントの参加資格である「フットサル4種」登録の条件となる入金をコンビニ払いで済ませたのが今週の半ばでした。

 

さらに、このサッカー協会への登録とは別に、バーモントカップの参加申し込みももちろん必要となります。

ちなみにバーモントカップの参加料金は1万円。

こちらは大分県サッカー協会の口座へ銀行振り込みとなります。

このように、サッカー協会へのチーム登録、大会参加料の振込、さらに、大会に出場する選手の登録用紙を協会の担当者にメール送信し、ようやくバーモントカップへの参加資格が得られます。

 

毎年思うのですが、大会の参加料は仕方ないとして、バーモントカップに出場するためにサッカー協会への登録料を支払っていますが、協会が主催するフットサルの大会がバーモントカップしかない状態で、バーモントカップに出場するためだけにサッカー協会に登録し、決して安くはない登録料を支払っている現状は何とかならないものでしょうか。

 

フットサルの個人登録もしました。

協会への登録料も入金しました。

バーモントカップは帯同審判制のため、コーチに呼びかけて、決して安くはないお金を払って4級審判の資格も取得しましたし、さらに毎年お金を払って審判資格の更新もしています。

ルールに則って、しかるべき手順を踏んで、きちんと登録もしています。

もちろんお金も払っています。

なので、それに見合うだけの活動の機会を提供してもらいたい。

 

言いたいことはそれだけです。

 

何か、「バーモントカップへの道」と言いながら、書いてるうちに最初の趣旨とは大きく内容がそれてしまいましたが、とりあえず何とか今月4回目の日記を更新することができました。

 

明日はいよいよジュニア交流戦です。

 

明日中は無理かもしれませんが、翌日の日曜日までに交流戦の結果や内容を振り返ることができれば、今月5回めの日記を更新できるかもしれません。

 

いったい何人の人がこの日記を読んでくれているのか分かりませんが、それでもできるだけ日記を更新し、自分の思いを伝えて行きたいと思っています。

 

関心のある方は、お楽しみに。

 

最後に一言、自分はやっぱり監督よりもマネージャーに向いているのかな…

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2015年

5月

21日

「1番」の重み

先週末の城下かれい祭りフットサル大会が終わり、改めてAチーム・Bチームのクラス分けを行いました。次の目標はもちろんバーモントカップです。

 

木曜日は会場を分けて練習を行っていますので、まずBチームが練習する石橋童夢に行き、様子を見てからAチームが練習するトレーニングセンターへと移動するのがこのところの通例となっています。

今日もまず石橋童夢に顔を出し、挨拶を終えてAチームが練習するトレセンへと移動したところ、翔平コーチの指導のもと、フィールドプレーヤーがフォーメーション練習に取り組んでいる真っ最中でした。

 

相手のDFを広げて中にパスを通す練習、中を意識させつつ外をドリブルで突破する練習、ドリブルを意識させてパス&ゴーで突破する練習。

最後は、カウンターを意識した3対1+キーパー練習で締めました。

全般的に申し分のない指導内容だったのですが、最後のカウンター練習での、サイドからクロスを入れる選手と中で合わせる選手、さらにファーで詰める選手の動きにぎこちなさを感じたので、練習終了後に全員を集め、ゴール前ではニアサイドで相手を引き付けてつぶれ、ファーの味方に点を取らせる「つぶれ役」という役割があることを補足しました。

相手選手を引き付けて転ぶ・つぶれるから「つぶれ役」。

おかしな名前だけど、この「つぶれ役」が上手なのが、日本代表で長いこと9番を背負い、センターフォワードを任されている岡崎選手だ、という話をしました。

 

フットサルは、狭いコート内で8人のフィールドプレーヤーが一つのボールを奪い合い、キーパーが守る幅3mのゴールにそのボールを入れた回数を競うスポーツです。サッカーほどではないにせよ、フットサルでもこの役割は重要です。

つぶれ役に限らず、ボールを持った味方の選手をフリーにする動き、ドリブルが得意な選手が詰まった時に一旦ボールを引き受け、すぐにスペースがある状態でドリブルさせるための壁の役割。決してボールの扱いが上手くなくても、頭を使えば、人並みの運動神経があってフットサルという競技を理解できていれば、いくらでもチームのために貢献することはできます。

 

自分なんかは足元全般が得意ではないので、ひたすらオフザボールの動きを磨き、黒子に徹することでこの年までフットサルを続けることができています。

例えば味方の選手がサイドを突破し、ゴール前にセンタリングを入れようとした時に、「ヘイヘイ!」と自信満々にニアサイドに入って行き、相手DFを引き連れてファーサイドで待つ味方に点を取ってもらう。あるいは自分めがけてシュートを打たせ、スルーしてゴールさせる等々。たとえ自分がシュートを打てなくてもチームが勝てれば良い、と考えることができれば、自然とゲームの中での動きが身に付いてくるものです。

もちろん、自分にパスが来る時もあります。もしそのシュートを外してしまっても、しまった!という顔をし、次は絶対決めるから!という態度でプレーを続ければ、相手はまたマークに付きます。

1試合、いや1大会ぐらいなら、充分これで通用します。

ミスしたって良いんです。

 

ただし、フィールドプレーヤーは何回ミスしても、何本シュートを外しても、1点でもシュートを決めてそれが決勝点になればヒーローになれますが、キーパーはそういう訳にはいきません。

何本シュートを止めようが、ビッグセーブを連発しようが、1点でも取られたら、そしてその試合の結果が0-1だったら責められる、過酷なポジションです。

 

いくら、「失点はキーパーだけの責任ではない」とか「シュートを打たれたフィールドプレーヤーにも責任がある」と説いても、やはり「あのシュートを止めていたら」と思われてしまうのがキーパーです。本当に理不尽で孤独なポジションだと思います。

ただ、キーパーに対するその感情を、思いを、どのような言葉で、態度で表現するかは、その人のフットサルに対する造詣、選手に対する愛情、これらをひっくるめた人間性ということになるとは思いますが。

 

一人だけ手を使うことができ、一人だけ違う色のユニフォームを着て、味方が攻めている時は暇で、負けたら責任を背負わされる、それがキーパー。

それだけに、やりがいも、勝った時の喜びも他の選手以上に大きいのがキーパー。

 

小学生の頃はキーパーを固定させないチームも多いことと思います。特にフットサルはその傾向が強いと思いますが、うちのチームは、伝統的にキーパーを固定し、キーパーコーチもつけて小学生の頃から専門で指導を行っています。

やる気がなければ務まるポジションではないので、本人の意思を尊重してというのはもちろんですが、それ以上に、キーパーという過酷なポジションを自ら希望し、チームのために泥まみれになって頑張る子供に対して敬意を表しているからに他なりません。

 

一人だけ手を使えて、一人だけユニフォームの色が違う。

それだけではありませんでした。

「1番」を背負えるのもキーパーだけです。

 

1番の重みを、誇りを背中に感じながら、これからも孤独で理不尽なポジションを究めて行ってもらいたいと願います。できる限りのサポートはするので。

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2015年

5月

18日

3戦3様

トップページでもお知らせのとおり、先週の土曜日に行われた「城下かれい祭りフットサル大会U-10の部」は8チーム中5位という結果となりました。

 

「上位トーナメントに進むためには初戦が大事」

子供たちにも自分自身にもそう言い聞かせて臨んだ大会でしたが、結果的に優勝したチームと初戦で対戦して敗れ、目標としていた上位トーナメント進出は果たせませんでした。

トーナメントにありがちな、「1回戦で一番強い相手に当たった」と割り切って考えれば、また、初戦の大敗を引きずることなく、残りの2試合で勝利を収めたことを考えると、悪くない結果と言えるかもしれません。

そうは言っても、内心では(初戦に勝てれば組み合わせ次第では上位進出も…)と期待していなかったと言うと嘘になりますし、もしその試合に勝つことが出来ていれば優勝も考えられただけに、やはり初戦の入り方が残念でなりません。

 

敗因ははっきりしています。

相手のロングボールを使ってくるやり方に対応できなかったこと。

フットサルの場合、U-15までのルールでは、キーパーからのフィードはスロー・キックを含めてノーバウンドでハーフウェイラインを超えることができません。しかし、この大会では、毎回「大人と同じルールで戦う」ということで、ハーフラインをノーバンで超えるキーパーからのスロー・キックは認められています。

立ち上がり、いきなりキーパーからのキックでフィールドの選手たちのブロックを越され、キーパーを含めロングボールに全く反応できず簡単に先制点を奪われると、想定していなかった相手の戦法に戸惑ってしまったのか、キーパーとフィールドとの呼吸が合わず、キーパーからのゴールクリアランスを相手にカットされて易々と2点目を献上。

さらに遠目からの緩いシュートを相手選手がスルーすると、何てことのないボールがコロコロとゴールに吸い込まれ、前半だけで3失点。

ハーフタイムを終えてベンチに戻ったキーパーの表情は凍りつき、主力の3年生はあまりに予想外の展開にショックを受けたのか、今にも泣き出しそうな状態。


「キーパーからロングボールを入れてくるのでラインを下げて全体をコンパクトに」

「ロングボールを押さえられなくてもしっかり競って、セカンドボールを狙おう」

 

これが大人のチームなら、こういった指示で簡単に立て直すことができますが、小学生の、それもU-10のメンバーに対し、練習でやったこともない指示をハーフタイムで出しても理解させることすらできないでしょう。

 

この時点で勝敗は決しました。

 

うちのチームが抱える課題として、試合経験が少ないために、練習で教えている技術を試合で活かすことができない、という弱点があります。守備に関していうと、1対1で取りきる技術がない(取りに行くタイミングが掴めない)、試合慣れしていないため、相手との競り合いでの体の使い方がうまくない、といった不安要素を常に抱えています。

そこで、この大会を迎えるにあたっても、個人の技術だけに頼るのでなく、チームとしてどうやってマイボールにするか、ボールの取りどころをどこに設定するか、といったところを重点的に取り組んできました。

短所を補うため、チームとしての守り方に力を注いで来たつもりでしたが、初戦に関しては、このやり方が完全に裏目に出てしまいました。

 

まあ、このルール自体は最初から分かっていたことですし、この大会以外の大会、例えばこれから出場するバーモントカップやホンダカップといった大会では認められていないため、あえてこの大会の対策のために時間を割くことはしなかったので、正直そこまで悔しさはありません。

ただ、ロングボールを使ってきた相手に対し、そのボールの追いかけ方や体の入れ方などが上手くなかったことは事実です。

また、浮き球のトラップの仕方、キーパーのこぼれ球を想定したゴール前での詰めなど、全体的な技術の差はもちろんですが、『やろうとするチーム戦術に対応した個人技術をきちんと身に着けていた』点で、相手の方が一枚も二枚も上だったと認めざるを得ません。


こうして、試合後の反省会ではまたしても「試合慣れ」「練習における個の技術とチーム戦術の割合」「チームとして目指すべき方向性(スタイル)」といった無限のループに飲み込まれて行く指導者達でした・・・

 

初戦の反省でかなりスペースを割いてしまったので、あとは簡単に振り返ります。

嫌な雰囲気の中で迎えた2試合目でしたが、相手のゆっくりとしたリズムに手こずりながらも前の選手が2ゴールずつ奪って前半のうちに試合を決めることができ、交代選手を使うこともできました。

さらに、前回の練習試合の後に、「絶対に当たるだろうからよろしくお願いします」と話していたリノスとの5位決定戦では、前半は我慢比べの展開となりましたが、低い位置から丁寧にボールをつないでくる相手に対し、練習を重ねてきた前線からのプレスが機能し、後半に2ゴールを奪って勝利することができました。特に、この試合では相手の戦術に対応するため前線の選手を入れ替えましたが、その選手起用が見事に的中。

采配を振るった翔平コーチにとっても会心の勝利となったことと思います。

 

こうして今年度初めてとなる大会は幕を閉じました。


2試合目を終えた時点で保護者の皆さんからは「勝ったのに表情が暗い」「負けたような顔をしてる」とさんざん言われました。

どんな内容でも勝ちは勝ちですが、自分たちとしては、練習で取り組んで来た内容を試合で表現したいと考えて常に試合に臨んでいます。負け惜しみかもしれませんが、強い相手に対し、結果的に負けたとしても、自分たちのやってきたことを出し切ることができればそれほど悔しさは感じませんし、逆にその結果が勝ちにつながった時ほど嬉しさは増します。

2試合目の勝利を、その試合の内容を、戦った子供たち自身が良しとせず、内容に不満を感じた結果があの試合後の表情・態度に現れていたのだとしたら、むしろ嬉しいことです。

 

また、今回はこちらの準備が上回り、僅差でリノスさんに勝つことができましたが、依然としてU-12では水を開けられています。トップチーム同士の対戦で勝てるよう、リノスの背中が見えなくなる前に、何とか追いつき追い越したい。この気持ちでまた今週からの練習に取り組んで行きたいと思います。

 

相手のロングボールの前に戦わずして敗れ、2年前のバーモントカップ準々決勝で嘗めた苦杯を思い起こさせてくれた初戦を含め、わずか3試合ではありましたが、それぞれに課題も収穫も感じることのできる非常に有意義な大会となりました。

 

大会主催者の皆様、ジョイント・速見フットサルコートのスタッフの皆様、たいへんお世話になりました。また今年も「城下かれい祭り」自体はスルーしてしまいましたが、来年は優勝を狙いますので是非この大会の継続をお願いします!

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2015年

5月

12日

3か条

忙しかった4月が終わり、ずっと気になっていたイベントへの出展&ステージ発表も無事終了。

仕事のピークもようやく過ぎ、気づくと5月も中旬を迎えようとしています。

 

今週末は、恒例の「城下かれい祭りフットサル大会U-10」が行われます。

まだ当日の集合時間等のプリントを配っていないことに気づき、今日になって慌ててお知らせ文書を作成しました。

と言っても、最近は、毎年参加する大会がほとんど変わらないため、たいていはPCに保存している去年の文書の日付を変えるだけで済みます。少し時間的に余裕ができたせいか、プリントを作っているうちに、「去年と全く同じ内容じゃつまらんな」と思い、昨年の文書に少し手を加えてみました。

 

今年の目標、ズバリ優勝!

 

と書きたいところでしたが、フィールドプレイヤーの大半を3年生が占める現状を冷静に分析すると、とりあえずは『久しぶりに上位トーナメントで戦う』といったところが現実的な目標に思えます。

例年、この大会は8チームのトーナメント戦で行われるため、1回戦に勝てばそのまま上位トーナメントに進めますが、負けた場合は敗者同士による下位トーナメントを戦うことになります。ちなみに去年は“最下位決定戦”に勝利し、8チーム中7位という結果でした。

 

1回戦に勝つことができれば、最低でも4位以上が保証されます。

どこかであと一つ勝てば3位以上の入賞が確定。

 

ということで、今年はとにかく「初戦必勝」を最大の目標に設定してみました。

 

初戦に勝つためには、試合(大会)が始まってから集中しても遅いので、会場に着いた時から良い緊張感を持ち、良いアップをして初戦を万全の状態で迎えることが重要。

さらに、良い状態で大会当日を迎えるためには、その週の練習を集中して取り組むことが大事ですし、それによって不注意によるケガや事故の予防にもつながる。

ケガをすると自分が試合に出れないだけでなく、一緒に練習してきたチームメイトにも迷惑をかけることになる。

 

ということで、「初戦必勝」「初戦集中」「ケガに注意」を上位進出のための3か条としてプリントに書いて配りました。

 

実際、この内容をU-10の子供達が理解できるかと言うと難しいとは思いますが、今回に限らずチーム全体、特に6月以降に大きな大会に参加する高学年にも当てはまりますので、とりあえずこの3つを大会に臨むにあたっての3か条としたいと思います。

 

「初戦必勝」「初戦集中」「ケガに注意」

これらはあくまで試合に臨む前の心構えですが、では実際の試合を戦う上での3か条というと、どんな感じになるでしょうか。

 

自分が昔からよく使うのは、「球際で負けない」と「攻守の切り替えの速さ」です。

フットサルは狭いコートで1個のボールを奪い合うスポーツなので、球際で遠慮したり競り負けたりしたら試合になりません。

また、フットサルは両チームの選手が入り混じりながら自分達のゴールを守り、相手のゴールにボールを入れた回数を競うスポーツなので、常にマイボールか相手ボールなのかの状況判断と、攻守の切り替えの速さが求められます。

最近はこれに加えて、攻守両面のオフザボールでの動きやポジショニングを意識させるため、「サポートの意識」をよく使いますが、これだと前の2つに比べて少し弱い気がするので、「最後まで足を止めない」か、あるいはもっとシンプルに「声を出す」なんかが良いかなと思いますが、いかがでしょうか?

 

「球際」「切り替え」「サポート」

「球際」「切り替え」「足を止めない」

「球際」「切り替え」「声を出す」

 

皆さんどれが良いと思いますか?

 

まあ、こういうのはその人の哲学、フットサル観に基づくものなので、人それぞれ考え方は違うと思いますが…とりあえず、他に「これ」というのがあれば、是非教えてもらいたいと思います!

 

 

そういえば、昔ノリコーチの前のキーパーコーチは、練習の前にキーパー5か条を暗唱させていましたが…

いや、6か条だったかな?

 

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院内フットサル教室

 

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