先日、保護者の方からのコメントで監督のささやかな夢を披露されてしまいましたが、確かに自分には、フットサルの指導を始めてから抱いている夢が3つあります。
1つめは、教え子と一緒に大人のチームでフットサルの試合に出ること。
2つめは、教え子と一緒にお酒を飲むこと。
3つめは、教え子の結婚式に出席すること。
このうちの2つは孝行者の1期生が早々に叶えてくれ、今年の冬には同じ教え子によって最後の夢も実現する予定となっています。そのせいか、最近ではあるコーチから「そろそろ4つめの夢を持ってもいいんじゃないですか」と言われていますが、今日はそんな夢についてのお話しです。
今週、13期の卒業生が練習に顔を出してくれました。3期前の卒業生なので、ちょうど今年、高校に入学した世代です。ちなみに中学時代は大分トリニータU-15宇佐で活躍し、より高いレベルを求めて福岡県のサッカー強豪校に進学した、現時点で4つめの夢の実現に一番近い教え子でもあります。
そんな彼と、高校サッカーの厳しさや自らのチーム内での立ち位置、県外のライバル校のことなど、短い練習時間の立ち話し程度ではありますが、会話を交わすことができました。
せっかくの機会なので、練習後に後輩たちへのアドバイスをお願いしたところ、「自分はもっとサッカーがうまくなりたくて、厳しい世界に身を置いている。みんなも本気でうまくなりたいのなら、監督やコーチに言われたことを言われた通りにやるだけでなく、もっと自分で考えて、今以上に努力してほしい」と、こちらの期待以上のコメントを贈ってくれました。
おそらく彼にとって、これまで歩んできたサッカー人生は、決して自分で思い描いた通りのものばかりではなかったことと思います。それどころか、アカデミーでの一件や宇佐トリ時代のポジションなどから、少なからず挫折を経験しながら今の彼があるのではないかとさえ想像しています。しかし、そんな逆境に置かれても、決してひるむことなく、何事もポジティブにとらえ、逆境を力に変えて前へと進む姿に頼もしさを感じると同時に勇気をもらうことができました。
自分なんかの4つめの夢なんて、別にどうでもいいけれど、若いうちから多くのことを犠牲にし、自らの意志で道を切り開き、頑張って頑張って、必死で掴もうとしている教え子の夢だけは叶えさせてあげたい。そう願わずにはいられない再会でした。
コメントをお書きください
いち保護者 (金曜日, 29 8月 2014 08:48)
先般は勝手に監督の夢を披露してしまいすいませんでした。
他にもそんなに大事な夢があったとは知らず軽々しく口にしてしまいました。
目標の大小、年齢等に関わらず「夢を持つ」ということは、どんな形であれどんな結果であれ自分の成長に繋がっていくものだと、監督のブログをみて感じました。
いま教室で頑張っている子達にも、卒業生の言葉の意味をきちんと理解し、自分なりの夢を持ってこれからも頑張ってもらいたいと思います。
GKの母 (月曜日, 01 9月 2014 00:03)
帰省中、フットサルに行きたがってたので、顔を出せたと聞き安心しました。
我が家にとっても、彼は憧れの存在です☆
努力を怠らず、弱音をはかず、いつもクール。
うちの子達とは対照的です。
でもここに来るまで、いろんな経験をしてきた彼だから、今の強さがあるんですよね。
四つ目の夢☆きっと叶う日も遠くないと思います。私たちも頑張りましょう♪