遅くなりましたが、皆様明けましておめでとうございます。
今年も院内フットサル教室並びに当ホームページをよろしくお願いします。
年末年始はいかがお過ごしでしたか?
自分はというと、正月の冷え込みのせいで若干風邪気味な上に、年明けとともに襲ってくる花粉症の兆候も重なり、鼻がズルズル、目はショボショボ…
こんなに寒くても、季節は春に向かって確実に変わりつつあることを身をもって感じる年の初めです。
さて、年末年始といえば、この話題を抜きには語れないでしょう。
“中津東高校、念願の全国大会初勝利!!”
昨年度まで、3年連続して高校選手権に出場していた中津東でしたが、過去3回はいずれも初戦敗退。中津工業時代から全国大会の常連校ながら、中津東に校名が変わってからはなかなか勝利をあげることができず、全国の厚い壁に跳ね返されていました。
しかし、4回目の挑戦にしてついに初勝利。それも、相手は優勝候補の一角にも名前が挙がっていた強豪校の青森山田ですので、関係者の皆さんの喜びもひとしおのことだとお察しします。
選手にフットサル教室のOBがいるとか、知り合いのお子さんが出場しているとか、特にそういった関係ではありませんが、いちサッカーファンとして、純粋に大晦日恒例の試合を楽しませてもらいました。
試合前の下馬評では、昨夏のインターハイでベスト4入りし、華麗なパス回しと破壊力抜群の攻撃力が持ち味の青森山田が断然有利との予想でしたが、あの試合に限っては、それほど相手にボールを回されたり、相手のパス回しによって守備陣形が完全に崩されるといった場面は少なかったように感じました。
テレビで見ていただけなのではっきりとは分かりませんが、“華麗なパス回し”が持ち味の相手に対し、おそらく相手選手(特にパスの受け手)に対する中津東の寄せが早く、青森山田の選手はパスを受けることができても良い体勢を取ることができず、持ち味であるパスを効果的に回すことができなかったのだろう、ということは想像がつきます。
その結果、青森山田の選手たちは「何かいつもと違うな」「やりにくいな」と思いながらのプレーを強いられ、中津東の選手たちは「相手のミスを誘っての速攻」の意識をチームとして徹底。その結果のジャイアントキリング。
改めて、フットボールは「球際」と「切り替え」が大事だと感じさせられた一戦でした。
そんなことを思いながら試合を見ていると、テレビのアナウンサーがこんなことを言っていました。
「中津東としてこれまで3年連続して全国大会に出場し、いずれも初戦敗退。このままでは同じことの繰り返しなので、今年の新チームになってから、『何かを変えよう』と皆で話し合った結果、今まで以上にあいさつをしっかりすることや、グラウンドや学校の掃除に真剣に取り組むことなど、練習以外の生活態度の面から見直したそうです。」とのことでした。
その結果、4年連続して県大会を制し、迎えた全国大会で念願の初勝利。
もちろんそれだけが理由ではないと思いますが、今年のチームは、全く予備知識のない自分が見ても、何となく初戦突破を実現しそうな雰囲気を持ったチームでした。
中津東としての全国大会での初勝利&2回戦を突破してのベスト16進出、本当におめでとうございます。
昨日のフットサル教室の初練習ではさっそく子供達にこの話を紹介し、「あいさつ・返事などの徹底、コーチ達との会話で自分の考えをはっきり伝える、道具の整理や後片付けなどをきちんとやる」といった、練習以前の基本的な心構えが大事だということと、そこを変えない限り、いつまでたっても強くなれないということを伝えました。
この点については、以前からも事あるごとに伝えてはいるのですが、なかなか変化が見られません。自分達も、正直(小学生にはまだ早いのかな…)と思いながらも、効果があると信じて、何度でも繰り返し、粘り強く伝えて行こうと思っています。しかしながら、同じことを言っても伝わらない。よそのチームと同じ練習をやらせても身につかない。これはもう、教える側に問題があるとしか思えません。
そういう訳で、今年は「伝える力を身に付ける」ことを個人的な目標にしたいと思います。コーチ達も、もちろん自分自身も、もっともっと自分の思いを相手に的確に伝えられるよう、自分達の練習以外の態度や、これまで当たり前と思って見過ごしてきた部分を見つめ直すところから始め、コミュニケーションをはじめとする人としての基本的な能力を高めつつ、指導力も身に付けて行きたいと考えています。
ちなみに昨日はあともう一つ、子供達に伝えたことがありますが、長くなるので今回は省略させていただきます。保護者の方で、何を言ったのか気になる方がいらっしゃいましたら是非お子さんに聞いてみて下さい。
できれば、3年生以上ぐらいには答えてもらいたいと思っていますが果たして…
そんなこんなで、新しい年が始まりました。
2015年が皆様にとりまして素晴らしい年となりますように。
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いち保護者 (火曜日, 13 1月 2015 09:47)
今年もよろしくお願いします。
うちの子の今年の目標を聞いてみると、
「左足でも強く蹴れるようになる」
とのことでした。
まだ右足でも思うように蹴れていない状況ですが、チームメイトの、左足でも蹴れる子に影響されてからか、左を意識するようになったみたいです。
口で言うのは簡単ですが、それに向かって実行していこうと話し合ったところです。
今年も戦力になるかわかりませんが、親子共々頑張っていきたいと思いますのでよろしくお願いします。
innai-futsal (金曜日, 16 1月 2015 21:52)
いち保護者さん
練習を開始して2週間がたち、ようやく選手・コーチとも正月気分が抜け、いつものペースを取り戻してきた気がします。
「左足でも強く蹴れるようになる」
素晴らしい目標だと思います。
内容もですが、目標を持つこと、それ自体が大事だと思います。
自分自身、小さい頃から何も考えずに日々を過ごし、後になって「もったいなかったな」と後悔することが多々あります。
子供達には、早いうちから目標を持ち、それらを一つ一つクリアして行くといった生活習慣を身に付けていただきたいと思います。
フットサル教室が、お子さんの成長をお手伝いし、保護者の皆さんにお子さんの成長を実感していただける場となれば幸いです。
いち保護者さんのコメント、いつも私のツボを押さえており、毎回楽しみにしています。
こちらこそ、今年もよろしくお願いします。