あと5年…

1月24日(土)にべっぷアリーナで行われた「バサジィ大分対エスポラーダ北海道」の試合をコーチ達と観戦した。結果は2対2の引き分けとなり、ホーム最終戦を白星で飾ることはできなかったけど、勝ち点1をゲットし見事にサポーターの前でプレーオフ進出権を獲得してくれた。

残念ながら今回もバサジィの勝利を見ることはできなかったけど、前節のフウガ戦に続き1点を争う好ゲームを楽しむことができたのも、猛烈な吹雪に見舞われた北海道からやって来てくれたエスポラーダの選手のおかげでもある。エスポラーダの選手・サポーター・関係者の皆さん、お疲れ様でした。

 

試合後、いつもお世話になっている県フットサル委員会の方とお話しする機会があった。お互い「勝ってすっきり決めて欲しかったですね」というのが第一声だったけど、それ以上に、同点に追いついた北海道の水上玄太選手のゴールが素晴らしかったという話になった。攻から守への一瞬の隙を見逃さず味方のゴレイロからダイレクトでボールを受け、すぐさま反転して相手に囲まれる前にあえて狭いコースを狙って強烈な一撃。あれではゴレイロも取れないだろうというぐらい見事なシュートだった。さすが、Fリーグの通算得点ランキングで3位に入る選手である。

引き分けは残念だったけど、自分は北海道の水上選手を応援しているので水上選手のゴールが見れて良かったと話したところ、そこからしばらく水上選手のプレーについて解説していただいた。その方がおっしゃるには、キック力やシュートの上手さもさることながら、水上選手の「次の次のプレーを予測する能力」が特に優れており、その結果、ゴール前でのポジショニングが抜群に良く、あれだけゴールを重ねることができているとの見解であった。

普段、テレビ中継の解説を務める方の生解説を聞けただけでも得した気分になったけど、それ以上に自分が応援している選手を褒めてもらい、自分のことのように嬉しかった。

そこで、失礼を承知で思い切って「水上選手は毎年コンスタントに得点を挙げているのに、なぜ日本代表に選ばれないのでしょうか?」との質問をストレートに投げかけてみたところ、得点力があるのは間違いないが、それ以外にもピヴォとしてのチェック項目がいくつかあり、そこを検討した結果の選考だろう、ただ、あの年齢であれだけ動けて、毎年コンスタントにゴールを奪っていることは素晴らしい。もし、Fリーグの開幕があと5年早ければ、間違いなく日本代表にも選ばれていただろうとのことだった。


確かに、Fリーグの開幕があと5年早かったら、水上選手は今頃は森岡薫選手と日本代表のピヴォの座を争っていたに違いない。

ちなみに水上選手は現在31歳で、森岡選手は35歳。ここでいう5年とは、単に年齢の問題ではなく、Fリーグが開幕した年を何歳で迎えたか、という意味だと思う。

 

Fリーグが開幕したのが今から7年前なので、その頃水上選手は24・5歳。大学卒業の頃は分からないけど、高校卒業時点ではFリーグの誕生など想像もできなかったことだろう。高校や大学を卒業する頃にFリーガーという選択がなかった世代とある世代。この違いは大きい。

社会人を迎える前にFリーグという選択肢があるのとないのとでは、フットサル選手としての日々の過ごし方やトレーニング、何よりそのモチベーションが全然違うと思うし、当然その後の選手としての成長やキャリアも大きく違ってくる。

 

現在の日本代表選手の多くが28~29歳なのも、7年前に誕生したFリーグの存在が大きいことを証明していると思う。

Fリーグが開幕した2007年を何歳で迎えたか。

水上選手に限らず、Fリーグの開幕があと5年早かったら、現在の30代のFリーガーの人生は大きく変わっていたことだろう。

 

さらに、Fの開幕があと10年早ければ、小暮賢一郎は世界的なプレーヤーとして大活躍し、今頃はフットサル界のレジェンドと呼ばれていたに違いない。さらに、相根澄、甲斐修侍ら、Fリーグ開幕前の日本フットサル界を引っ張ってきた40歳前後の選手達の人生も、大きく変わっていたに違いない。

 

たらればの話をしてもきりがないけど、少なくとも、今、自分達がFリーグの試合を楽しむことができているのは、こういったFの開幕にギリギリ間に合わなかった選手達、今の華やかな舞台の実現を目指して奮闘した選手達、その舞台に立つこととができなかった選手達のおかげで成り立っていることを忘れてはならない。

過ぎた時間を巻き戻すことはできないけど、せめて、今この瞬間、Fのコートに立っている選手には、そういった先人達の想いも受け継いで、一戦一戦を大事に戦ってもらいたいと切に願う。

 

そして、こんなことを言うと煙たがれるけど、別にFリーグの選手でなくても、どのようなカテゴリーであれ、現役でフットサルをプレーできている人に対しては、自分の持っているものを出し惜しみせず、後から後悔することのないよう精一杯フットサルに挑戦してもらいたいと思う。

 

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