今日は杵築市営サッカー場にお邪魔して、なでしこさんと練習試合をさせていただきました。
結論から言うと、内容的には完敗でした。
試合をするのが久しぶりという選手も多く、試合勘を取り戻すのに少し時間がかかるかな…とは思っていましたが、久しぶりの試合だとか、初めて訪れるグラウンドだとか、そんなありきたりの言い訳が通用する余地のないほどの完敗。
フットサルチームの看板を掲げ、フットサルで勝負を挑みながら実力の差をまざまざと見せつけられ、消えてしまいたいほどの恥ずかしさを感じていますが、立場上、逃げる訳にもいきませんので、自分なりに今回の練習試合を振り返ってみたいと思います。
まず、バーモントカップ以降、時間をかけてじっくりと基本技術の習得に取り組み、ようやく2列目の選手が落ち着いてボールを持てるようになってきたかな、と思っていましたが、実際の試合ではなかなかボールを味方につなげないし、少しプレッシャーをかけられただけで慌ててしまい、顔が上がらずにトラップミス・パスミスの連続。
それを見越して、練習では周りの選手にサポートの仕方や顔を出す位置・タイミングなどをしつこいくらい教えてきましたが、いざゲームが始まると、判で押したように同じポジションを取り同じプレーの繰り返し。練習で出来ていることが、試合になるとこれほどまでに出来なくなるのかと今回も思い知らされました。
正直、夏休み合宿で対戦した時はまだ、少しだけうちの方が強いかな…と感じていましたが、半年経った今では、完全になでしこさんとの立場が逆転してしまいました。
うちのチームも、夏休み以降は継続的に毎週3回の練習日を確保しており、練習回数自体は他のチームと比べてもそんなに差はないと思います。しかし、半年でここまで差がついてしまったということは、練習だけでは身に付かない何かが足りないということを認めざるを得ません。
おそらくなでしこさんも、交流戦以外ではフットサルの試合をほとんど経験していないのではないかと思いますが、サッカーの試合を行うことにより、フットサルで必要な3対3の局面のトレーニングや攻守の切り替えの早さ、ゲームの展開に応じ、自分が今やらなければいけないことなどが自然と身に付いてきているのだと思います。
うちになくてなでしこさんにあるもの。
指導力。
うちのチームに足りないもの。
試合経験。
他にも足りないものだらけですが、自分の立場(=指導者の視点)で足りないものを考えた場合、概ねこの2点に集約されると思います。
試合の度に同じような悔しさを味わい、同じ反省の弁を述べ…を繰り返したこの一年。少しでも出来ることを考え、取り組んでいかなければ取り残されていくばかりです。
足りないもののうち、前者は一朝一夕に身に付くものではありませんが、後者は、もう少し頑張れば何とかなりそうな気がします。
コメントをお書きください
匿名コーチ (金曜日, 20 2月 2015 14:24)
ちょっと前までは、「コーチの多さではどこにも負けない」と胸を張っていましたが、今では「ただ多いだけ」にとどまっているのが現状ですね。
コーチとして何ができるのか、何をしなければいけないのか。
コーチとしての真価が問われる一年になりそうです。
いつも子供たち伝えていることや注意していることが、そのまま自分に当てはまりそうなことも多くて、教えているというよりも、子供たちに教えられている部分もあり、一緒に成長していかなければならないなと思っているところです。