河野コーチ

改めて、先週の土曜日は不愉快な思いをさせてしまい、本当に申し訳ない。

 

不愉快、というよりも、不甲斐ないと言った方が近いかもしれないけど。

 

河野コーチとフットサルを始めて18年。

俺にとっては、河野コーチとの時間=フットサルで過ごした時間です。

FCジンガの時代から院内フットサル教室の指導者を経て現在に至るまでの18年間。互いに色々なことを経験してきました。フットサルをしに2回も東京に行ったし、素晴らしい教え子にも巡り合えたし、たくさんお酒も飲んだし何回も喧嘩をしました。

 

最近の子供達は、ちょっと厳しくあたったり、嫌なことがあったりするとすぐにやめて行きます。昔はそうでもなかったけど、最近はそんなケースが増えて来て、おかげで良いことではありませんが子供がやめることには慣れてしまいました。

正直に言って、自分にとって怖いのは、子供がやめることよりもコーチがいなくなることの方です。

 

何人もコーチが入れ替わり、チームを離れて行き、「今日も練習を休めない」というプレッシャーで仕事も手に付かず、家を空けてばかりの日々。そんな不安を解消してくれたのは、河野コーチをはじめとする、今いるコーチ達のおかげです。

そんな自分だからこそ、コーチの大切さは誰よりも分かっているつもりです。

 

そんな自分が、一番頼りにしているコーチにあそこまで言わせてしまいました。自分が楽をしようとしたせいで、あれほどの不快な思いをコーチにさせてしまいました。

反省の言葉もありません。

 

ただ、チームの子供のしでかした不始末の責任は、やっぱり監督にあるので、結局責任を取らなければいけないのは監督である自分です。

 

今回、どのようにしてその責任を取ろうかと考えました。

バーモントカップという、チームにとって最大の目標と言い続けてきた大会を前に、できればあまりチームに動揺を与えたくない。子供達に何らかのペナルティは課しつつも、大会には間に合うよう今回も今まで通りの対応で見逃してやろうかな、という気持ちもありました。

でも、今回はそれをしたくないと思いました。

そう決めたものの、優柔不断な自分なので、すぐに考えを変えるかもしれません。なので今回は後に引けないよう、自分なりに責任を取ると先日の日記にコメントしました。

 

その一つ。

バーモントに向けて、早くから決めていたユニフォームの背番号を変更しました。

小さなことかもしれませんが、自分にとって背番号とは、その番号に対する自分自身の愛着と、その番号を背負ってきた先輩たちへのリスペクトと、その番号に託した選手への期待を込めて決めています。

決める前には真剣に考えますし、いったん決めた番号は、簡単には変えないタイプです。そんな自分ですが、今回だけはこだわりを捨てて、大会の直前で背番号を変えました。もちろん、選手登録の期限はとっくに過ぎていましたが、今日の監督会議の場で協会の事務局に頭を下げ、失笑を買いながら、それでも無理を押して変更を認めてもらいました。

 

それともう一つ。

コーチの怒りを買った選手達を、自分の中で期限を定めず出場停止としました。

今までだと、こちらの注意に対し、本人が一応反省の態度を示せばこちらもだまされたふりをしてその後の試合には使ってきました。しかし、今回は、本人の反省だけでは戻さないと皆の前で明言しました。ご存じのとおり、試合だけでなく、今のところ練習にも参加させていません。

本人の反省だけでは戻さないと明言した以上、それ以上のアクションが起きなければコートに戻すことはしません。もはや個人だけの問題でなく、その答えが何なのか、チーム全体で考え、解決してもらいたいと考えての決断です。厳しいし、時間の無駄かもしれませんが、このペナルティを乗り越えた時、個人としてもチームとしても、もう一回り成長してくれるのではないか。そう願っての処分です。

 

一応、これが今回の一連の不始末に対する自分なりの責任の取り方です。

手ぬるいと感じるかもしれませんが、これが今の自分にできる精一杯のけじめです。

 

その上でお願いします。

 

コーチをやめないでください。

 

チームから離れないでください。

 

子供達を見放さず、これからもチームと俺を支え続けて下さい。

 

大事な大会の前ですが、目先の大会以上に大事なものがあるということに気づかされました。まずは明日と明後日の試合にお互いできるだけのサポートをして行きましょう。

これからもよろしくお願いします。

 

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コメント: 1
  • #1

    コーチ河野 (日曜日, 07 6月 2015 06:26)

    ケジメとはいえ、子供たちに接する以上に自分にも常に藤原監督。
    ここまでの決断するのにかなりの覚悟で臨んでることと思います。
    自分の事でここまで書かれると照れ臭くてうまく思ってる事を書ける自信がないんですが、今の子供たちが悩んで悩んで苦しんでる以上は辞めませんよ。
    自分たちが悩んだ末にどんな形で結果を出して行くのか。
    注意されながらも怒られながらも涙しながらも、苦しむ事の方が多いだろうけど、皆で出した答えが正しいと信じてます。
    これからも微力ながらコーチとして、そして、いち保護者として院内フットサル教室に力を注いで行きたいと思います!
    こちらこそよろしくお願いします‼