切り替え

大会明けの火曜日は、まず反省から。

 

バーモントカップに出場した6年生からは「練習でやってきたプレーが出せなかった」「負けて悔しい」との反省の言葉が聞かれましたが、その後に行った練習では、相変わらず単調なプレーの繰り返しで「出せなかったプレー」をチャレンジしようとしない。

練習に臨む姿勢からも、言われたことを言われた通りにやるだけで、何かを変えようという気持ちは感じられず、練習を止めて「どこが悔しいの?」と聞き返さずにいられない内容。

嫌なことも悔しさも、時間が経つにつれて忘れて行くものです。

それでまた同じ気持ちで練習して、次の試合に負けて同じ言葉を聞きたくないから、嫌われることを覚悟で嫌なことを言っているのですが…

 

子ども達に「切り替えよう」と言いながら自分たちができていない。

気持ちを切り替えるのって難しいですね。

 

 

とりあえず話題を変えます。前回の日記で「もう少し言いたいことがある」と言い残したことを、今日は書かせてもらいます。

例によって、愚痴というか、「たられば」の話も出てきますので、興味のない方はご遠慮ください。

 

まず1つめ。

やはり小学生にとって、フットサルの試合で15分ハーフの30分という試合時間は長すぎるのではないでしょうか。

さらに言うと、30分間の2試合という予選の方式も、どうなのか。

これについては協会の方もおっしゃっていましたが、予選が2試合の場合、初戦を落とすと予選突破は相当苦しくなります。初戦に負け、試合順の関係で2試合目を戦う前に2勝したチームが出てくると、最後の試合を30分間戦わせるだけのモチベーションを保つのが難しくなります。

確かに全国大会はプレーイングタイムの15分か20分ハーフなのかもしれませんが、予選の段階では15分ハーフの2試合よりも、7分とは言いませんがせめて10分ハーフの3試合で良いのではないでしょうか?

フットサルの運動量で良いパフォーマンスが維持できるのは、せいぜい5分程度だと言われています。だからこそ、フットサルではローテーション制を採用しているのだと思います。正直言ってうちみたいに人数が少ないチームで15分ハーフを戦い抜くのは非常に厳しい。土曜日の反省会でも「7分ハーフなら勝っていた」という声もありました。これこそ「たられば」ですが。

 

ただ、ここから話がややこしくなってくるのですが、一方で、日曜日の決勝トーナメントを見ていても、FPを4人セットで変えてくるようなチームはまず見当たりませんでした。

戦力的には、レギュラーの5人+交代要員として多くても2人ぐらいのチームがほとんどで、全試合をほぼ5人で戦っているようなチームも少なくないようでした。

ただ、交代もせず“フットサルの動き”を15分間続けようとしても絶対に無理があります。同じメンバーで10分、15分を戦おうとすると、どうしても運動量を落とさざるを得ません。そうなると、フットサル特有の素早い動き、細かいポジションチェンジが出せなくなり、結局フットサルではなくミニサッカーになって行く。

 

そして最後に勝つのはサッカーのビッグクラブ。

 

まあ、この件については、おそらく主催者側もこれまでも色々な方式を試した上での結果だと思います。3回しか出場経験のないうちがどうこう言ってもどうなるものでもないと分かっていますので、前向きに考えて行くしかありません。

とにかくうちが今のやり方を続けるのであれば、レギュラーのメンバーに体力が持つ限り頑張ってもらうか、今の主力よりも体力のある選手を見つけて成長してもらうか、の二者択一ということになります。ちなみに次の大会も目前に迫っていますので、現時点で後者を選ぶ時間的余裕はありません。

 

2つめ。

レフェリングについて。

これも言っても仕方のない事ですし、言ってはいけないことなのかもしれませんが、やっぱり言わずにいられません。

フットサルチームの指導者として、特に気になるのがキックインのやり方と、キーパーからのボールがハーフラインを越えた場合のジャッジです。先に断っておきますが、今回のバーモントカップに限った話ではありませんので誤解のないように。

 

キックインに関しては、基本的にボールを止めずに蹴るとファウルを取られ、相手ボールのキックインとなります。フットサルの基本中の基本のルールです。

そうは言っても、自分も経験者ですので、平らな床面に球体のボールを止めても簡単に止まらないことぐらい分かっています。

 

要は本人に止めようとする意志があるかないかの問題です。

 

サッカー選手にありがちな、バックスピンをかけながらボールを前に転がすように放り投げてそのまま蹴る、という行為はさすがに見なくなりました。

しかし、キックインを急ぐあまり、雑にボールを置き、静止を確認することなく蹴るというシーンはまだまだ目にします。

Fリーグなんかだと、必ずボールの上から手を添えて、「確実に止めよう」とする意思をキッカーから感じます。さらにお洒落な選手はボールをくるっと横に半回転させたりします。横というの地球の自転のような回転のことです。

普通、ボールは縦には転がりますが横に回転することはまずありません。なので、これは「俺は確実にボールを止めてるぜ」という意志表示から始まった行為なのではないかと思っています。

余談でしたが、せめてフットサルの大会に出てくるのであれば、Fリーグの試合ぐらいは見て勉強しておくべきでないでしょうか。

 

それからハーフラインの件。

越えても全く流すなとは言いません。相手に渡ったり、そのままゴールラインやタッチラインを割ってしまえば相手ボールからのリスタートでも良いと思います。ただ、味方の選手がボールを触ったり、ルーズボールの競り合いになったりした場合は確実にファウルを取っても良いのではないでしょうか?

これはもう、流す・流さないの問題ではなく、審判がルールを把握していないんじゃないかとさえ思ってしまいます。

仮に審判は流したつもりでも、子供達は正直なので、一瞬「ファールじゃないの」と集中が途切れてしまいます。そのワンプレーで試合の流れが変わることもあります。

一応、こちらも「審判が笛を吹くまでプレーを止めるな」と言ってはいますが、それと「審判も間違うことがあるから常に疑いを持て」というのは全く意味が違うと思いますし、そんなことは教えたくもありません。

帯同審判制である以上、自分たちも同じミスを犯していることも自覚しています。しかし、帯同審判とはいえ資格は持っています。

 

子供の頃からフェアプレーを意識づけるためにも、ジュニアの試合こそ、きっちりファールを取るべきではないかと思いますが、皆さんの考えはどうでしょうか?

 

ジャッジに関しては、基準があまりにもサッカー寄りじゃないかとか、もう少し言いたいことがあるんですが、あまり言い過ぎて睨まれるのも嫌なので、この辺でやめておきます。

最近、このHPのアクセス数も増えてきてるんで。