モチベーション

昨日、今日と、仕事の関係で1泊2日の研修に行ってきました。

 

研修のテーマは、ずばり「意識改革・モチベーション」です。

行く前は正直面倒くさいな…と思っていましたが、参加してみるとなかなか面白く、非常にためになる研修となりました。

 

ちなみにモチベーションとは「人が行動を起こすときの原因、動機」の意味ですが、試合や練習に取り組む意欲、「動機付け」 という意味で、スポーツの世界でもよく使われる言葉でもあります。

 

研修内容の一例を紹介すると、

 

★高い業績・成果をあげるためには、「能力」と「モチベーション」が必要

★成果=能力×モチベーション。

★「能力」と「モチベーション」のどちらかが0に近いと高い成果は期待できない

 

要するに、いくら能力があっても、モチベーション(本人のやる気)がないと結果に表れない。逆にやる気はあっても能力が低ければ同じこと。

 

うーん、納得できます。

 

また、「能力」はどちらかというと、その人が持っている「安定的要素」だが、「モチベーション」はその時々により変わる「変動的要素」であり、従って高い成果を実現させるためには、モチベーションを高く、安定的に保つことが必要。

 

これにも納得。

 

さらに、「動機付け」に大きな影響をもたらす要素の一つに自己効力感(何らかの課題に直面したときに、自分はそれを達成できると確信する気持ち)というものがあり、その要因として

 

1.成功体験

 →小さな成功の積み重ね

 

2.代理体験

 →自分以外の人が成功した体験を観察する。出来ている人のまねをする

 

3.言語的説得

 →ほめる、認める、期待する、叱る

 

4.生理的状態

 →心身ともに健康な状態 

 

等がある。

 

これも大いに納得。

 

どうですか?

 

聞いていて「これは役に立つな」と思い、徐々に講師の先生の話に引き込まれていきました。

何に役に立つかって?

フットサルに決まってますよね 笑

 

中でも特に気になったのが、「なりたい自分をイメージし、自分で自分を導いていく」というポジティブな意識です。

講師の先生がおっしゃるには、体の大きな外国人選手に対し、パワーで負けない自分をイメージし、活躍する日本人メジャーリーガーにこの成功例が多いとのことでした。

 

 

最近よく思うのですが、3月から水曜練習を始め、現在は火・水・木に土曜日を加え、ほぼ毎週4回の練習を行っており、以前に比べ練習日数自体は決して少なくありません。むしろ、雨で中止になることは絶対にないので、もしかすると練習量は普通のサッカーチームに比べて多い方かもしれません。

それでも強くならないということは、自分達の指導方法が悪いのか、教わる側の意識が足りないのか、あるいはその両方か。

自分達指導者も色々考え、勉強しながらやっていくので、皆も今までと同じ気持ちで練習していても上手くならないよ、ということをチームの子供達に話しています。

 

そんなことを考えている時期に、ちょうど良い研修を受けることができました。

もちろん、仕事にも活かしたいと思いますが、早速フットサルの指導にも取り入れたいと思います。練習の方法に関しては指導教本やネットでいくらでも見つけることができますが、大事なのはやはり気持ちの部分ということなのかもしれません。

 

 

昔は研修とか意味ないと思って毛嫌いしていたんですけど、最近は機会があればできるだけ参加するようにしています。内容の伴った研修が増えてきたというのも理由の一つですが、それ以上に、自分のためではなく、誰かのためになることを用意し、しかもその表舞台に立つのは自分ではなく講師の先生という、研修を用意する事務局(裏方)の気持ちが分かるようになってきたからです。

 

ちなみに昨日の研修では、懇親会で隣り合わせた参加者の方から「〇〇班のリーダーの方ですよね?」と声をかけられました。

特にリーダー役に指名された訳ではありませんが、確かにグループ討論の際には積極的に意見を発表し、話し合いがスムーズに進行するように協力していたつもりです。

昔(学生時代等)はなるべ目立たないように、人の後をくっついて歩いているようなタイプの人間でしたが、最近は何事にもなるべく積極的に、世話役の人に迷惑をかけないように行動するように意識が変わってきました。これも、フットサルの指導を始めて世話をする側の気持ちが分かるようになったからだと思います。

 

まあ、出来れば子供達にフットサルをもっと上手くしてあげて、なおかつ試合で勝ったりといった成功体験を少しでも多く経験させ、自信を持ってもらえたらいいなと思っていますが、仮に子供達の現役時代に思うような結果が出なくても、フットサル教室に入っていなければ気づかなかったことに気づいてもらえたり、いつか「フットサル教室に入っていて良かった」と思ってもらえるだけでも続ける意義はあると思っています。

 

せっかく昨日の練習を休んでまで参加した研修なので、とりあえず、日曜日のホンダカップで自分なりに何か取り入れてみようかと思います。

モチベーションが上がってきました。