当たり前

昨日は爽やかな秋晴れの空の下、平成の森公園多目的グラウンドで行われた「院内ジュニア陸上グランプリ」にスタッフとして参加しました。

 

自分達院内フットサル教室が所属する「総合型地域スポーツクラブ グレートサラマンダー」が主催するこの大会。毎年スタッフとしてお手伝いさせていただいていますが、今年はうちのチームからも選手として7名の子供達が出場し、3年生男子100mの部で見事入賞者を出すことができました。

1年生、2年生と入賞を続け、今年も当たり前のように入賞してくれた彼ですが、3年生ともなると、本格的に陸上に取り組む子が多数参戦してきます。おそらく、他の陸上クラブの選手達のように100mを全力で走り切ったことも、本格的にスタート練習をしたこともほとんどないと思いますが、それでも4位を0.コンマ1秒上回って入賞するという勝負強さに驚き。専門ではないとはいえ、出るからには一人ぐらいは入賞者が出てほしい…そんなコーチ達の期待を一身に背負う中、見事に期待に応えてくれた3年生に心から拍手を贈りたいと思います。

 

この大会も今年で17回目を迎えました。

昨日のスタッフの集合時間は8時でしたが、自分が8時前に会場に到着した頃には既にテニスコート横の駐車場はほぼ満車。グラウンドもたくさんの小学生ランナー達と保護者で溢れ返っていました。

ちなみに今年の参加者は160人。保護者や関係者を含めると、この日院内に集まった方は500人を超えていたのではないでしょうか。そして初めて訪れた方からは、たいていこんな山の中にこんなに立派なグラウンドが、と驚かれます。

サッカーやテニスなど、他のスポーツではもっと賑わうこともあるのかもしれませんが、自分が関わっているイベントで、この平成の森公園にこんなにたくさんの人が集まるのはジャマイカ村以来です。

今年も特に大きなトラブルもなく、もはや院内の秋の風物詩として当たり前のように開催されましたが、ここまで来るのに相当な苦労があったことは想像に難くありません。

去年も書いた気がしますが、これほどの規模のイベントを実質的に一人で仕切っておられる院内陸上教室の後藤監督にも改めて敬意を表したいと思います。

本当なら、地元で開催される大会で、可愛い教え子達の活躍する姿をゆっくり見たいことだと思いますが、当日は運営でとてもそれどころではないこととお察しします。微力ながら、今後も後藤監督に少しでも余裕をもって大会に臨んでもらえるよう、できる限り協力して行きたいと思います。

 

最後に、昨日はうちのチームのコーチ達も5人揃ってお手伝いさせていただきました。

先週から週5の練習に突入し、さすがに前日の土曜日練習では疲労の色が隠せないコーチもいましたが、昨日は早朝からの動員にも嫌な顔一つ見せず、準備から片付けまで休日返上で頑張ってくれました。

さらに、今日の月曜練習にも自分を含め4人のコーチが参加し、もはや週5回の練習も月曜練習も、自分達にとっては「当たり前」のこととなってきました。

長い付き合いですのでこちらもあえて口には出しませんが、練習の後にプライベートな用事を済ませたり、唯一のオフともいえる金曜日にそれぞれリフレッシュしたりと、なんとかやりくりしつつ練習を優先してくれていることは承知しています。

フットサル教室的には11月7日の九州ジュニアフットサル大会大分県大会で一段落となりますが、先日、この大会以降の練習スケジュールについてコーチ達に確認したところ、「水曜練習は子供達のモチベーションにつながっているし、月曜練習も始めたばかりだからもう少し続けてみましょう。」と、こぞって週5日の練習の継続に賛成を表明してくれました。

プライベートな時間を削り、子供達の練習に付き合ってくれているコーチ達に心の中で感謝。

 

 

チームを率いていれば良いことも嫌なこともあります。

残念ですが、うちのような小さなチームだと、圧倒的に良いことの方が少なく、苦しいことや嫌なことの方が多いのも事実です。

子供達のために良かれと思ってやっているつもりでも、大きな組織に属していないと、あらぬ中傷を受けたり、足を引っ張られたりと、普通に生活していればしなくてもいい嫌な思いをすることも多々ありますが、そんな中でも温かい手を差し伸べてくれる人もいれば黙って背中を押してくれる人もいます。

何より、同じ目的を持ち、共に進んでくれる心強い仲間達がいます。

 

県大会まであと2週間を切りました。

志を一つにするコーチ達とこの2週間を乗り切り、悔いなく11月7日の大会を迎えたいと思います。