ジャイキリ

先週末からの8連チャンに気を取られていたら、いつの間にか11月に突入していました。今年もあと2ヶ月。早いものですね。

 

ところで皆さん、ジャイキリ読んでますか?

大人気サッカーマンガ「GIANT KILLING」。

通称ジャイキリ。

サッカーマンガには珍しく、選手ではなく監督が主人公のこの作品。キャプテン翼のように必殺シュートが飛び出す訳でも、海外サッカーを舞台にしている訳でもありません。

国内リーグ(リーグジャパンとなっていますが)に所属する小さなクラブと監督・選手・スタッフ、さらにクラブを取り巻くサポーターや地域の人々、メディアまでもが丁寧に描かれており、代表よりもJリーグ派の自分にとってはたまらなく面白い作品です。 

 

大分市に「宮じま」というお好み焼き屋がありますが、某Jクラブ選手の行きつけのお店と聞き、一度行ってみたいと思っていたところ、念願叶って先日ようやく行くことができました。その「宮じま」の本棚に普通にジャイキリが置かれているのを見て感激。

壁にも選手のサインがずらっと飾られていましたので、どうやら噂は本当のようです。


さて、このジャイキリ、リアリティのある試合描写やストーリー展開の面白さはもちろんですが、作中に登場する言葉にインパクトがあり、「ジャイキリ名言」として、ビジネスなどサッカー以外の場面でも役立つと話題になっています。

 

「お前ん中のジャイアント・キリングを起こせ」

前年までサテライトで埋もれていた若手選手(選手側の主人公)の才能を見出し、レギュラーに抜擢して使い続ける達海監督。しかし、なかなか実力を発揮できず、失敗を繰り返して落ち込むこの選手を勇気づけるためにかけた一言です。タイトルにも使われていますが、長年自分を変えたいと思いながら殻を破れずにいた若手選手が、この言葉をきっかけにクラブの中心選手に成長し、一気に五輪代表~フル代表へと駆け上がっていくきっかけとなった代表的な言葉です。

ちなみにこの言葉、今シーズンの天皇杯のポスターにも使われていますが、見た瞬間、天皇杯という下剋上が起きやすい、一発勝負のトーナメントに相応しいコピーだなと感心しました。


「ボールってのは、しぶとく諦めない奴の前に必ず転がってくるもんなんだよ」

同じく、達海に見出され、前線での豊富な運動量と献身的なプレスでアタッカーのポジションを務めていた若手選手の前に、ケガで出遅れていた昨シーズンのチーム得点王が復帰。ポジションを奪われそうになり、焦ってケガをしてしまって落ち込む若手選手に対し、ライバルであるはずのもう一人のベテラン選手がかけた一言です。

達海監督の言葉ではありませんが、「フィジカルもテクニックもない」と自覚しつつ、試合に起用してくれる監督の期待に応えようと、自分を信じてボールに飛び込んで行った結果、首位を走る大阪との大一番で決勝ゴールを挙げます。

 

「チームが前に進んでいるのに、お前達はそれでいいのか」

シーズン序盤、達海監督のもと、チームは大幅な若返りを図るとともに徐々に力を着けて行き、それまでの負けグセや負け犬根性を払しょくして勝てるチームへの過渡期を迎えます。しかし、中には長年中心選手としてチームを引っ張ってきたというプライドを捨てられず、それまでのスタイルを変えようとしない選手もいます。

これは、そんなCBコンビに対し、最後方から見守るベテランGKがかけた言葉です。

 

数多くの名言がある「ジャイキリ語録」の中、今の気分で一つだけ選ぼうと思ったら、真っ先にこの言葉が頭に浮かんできました。

 

バーモントの開催時期が早まり、例年とは異なるカレンダーで進行した今年度も残り少なくなってきました。6年生が参加する大きな大会は、今週末に行われる「九州ジュニアフットサル大会大分県予選」が最後となります。

昨年に続き苦しい戦いが続いた今シーズンですが、6年生最後の大舞台となるこの大会に向け、コーチ達と何度となく練習内容を見直し、練習回数を増やし、一人一人かける言葉を考え、時には寄り添い時には距離を置き、文字通り手を変え品を変え、試行錯誤を繰り返しながら今日まで取り組んできました。

 

練習環境は何とか整えてあげることができました。練習の内容も基本を見つめ直すとともに、今の子供達の実力・立ち位置と対戦するであろう相手のレベルを見比べながら、自分達なりに出来ることを考え、実行に移してきたつもりです。

 

しかし、結局試合をやるのは子供達です。

 

いくらおだてようが自信をつけさせようが、コートに立つ選手自身が後ろ向きなままでは前に進むことは出来ません。チーム全体が意識を変え、前に進もうとしているときに一人でも下を向いたり逆方向を向いている選手がいたら、勢いが失われチームはバラバラになってしまいます。それが高学年ならなおさらです。

今年はずっと、練習したことが試合で出せなかったり、立ち上がりに失点してしまったりすると、途端に(やっぱりダメか)とか、(どうせ勝てないだろう)と弱気になり、立て直すことができずにズルズルと失点を重ねるという試合を繰り返してきました。

そのたびに、諦めというか、失望にも近い苦い感覚を噛みしめてきましたが、いつまでもそんな気持ちを味わいたくはありません。

 

大差で敗れたバーモントの屈辱。

実力を出し切れずに敗れ去ったペナスタやSAGAでの無力感。

自分達は忘れていませんが、果たして選手はどうでしょうか?

 

「一歩ずつ地に足を着けて山を登れば、達海さんが頂上までの道案内をしてくれる。全員で新しい景色を見に行こう」

これは、チームを立て直すため、自ら「一選手に戻してくれ」と監督に訴え、キャプテンマークを外した前キャプテンに変わって就任した新キャプテンが、初めてキャプテンとして迎えた試合の前にチームメートに対してかけた言葉です。

 

 

流れとしては、「7日の試合ではジャイキリを起こしてくれ!」と書いて締めたいところですが、現実はそんなに甘くないことは承知しています。

どうか最後ぐらいは、最後までネガティブにならず全員が前を向き、同じ目標に向かって試合に挑んでもらいたいと思います。そうすれば、誰かに連れて行ってもらわなくても、試合が終わった時には今までとは違う景色が目の前に広がっているんじゃないかと思います。 

 

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コメント: 3
  • #1

    いち保護者 (金曜日, 06 11月 2015 10:56)

    マンガだからと距離を置く人もいますが、マンガが世間や一個人に与える影響力もすごいですよね。
    好きなマンガにはまってその競技を始めた子もいるだろうし、マンガならではのスーパープレーを真似る子もいたりして。
    私も子供のころ読んだバスケットボールのマンガの名台詞が今でも忘れられません。
    (サッカー関連じゃなくすいません)

    「あきめたらそこで試合終了だよ」

    練習してきた分、そろそろ結果が出てもいいんじゃないかと勝手に思ってます。
    そして、あるフットサル選手が言っていたあの言葉を信じて、7日は力を出し切ってください!

    「足裏を制する者はゲームを制す」

  • #2

    河野 (金曜日, 06 11月 2015 21:14)

    いよいよ明日に迫りましたね。
    選手達はどんな気持ちで今を過ごしているのか、とても気になります。
    もちろん監督コーチ、保護者の方も含めてですが。
    皆んなそれぞれ色んな想いがあると思いますが、共通して思ってることがありますよね。
    明日の試合、どんな結果になろうと、しっかりと目に焼き付けたいと思います。

  • #3

    名無し (金曜日, 06 11月 2015 21:37)

    少し前に「解散」を促した者です。
    結局、解散せずにここまできたんですね。
    それが正しいのか過ちなのか解りませんが、相当な覚悟をもってここまできたことは伝わってきました。
    上から目線で申し訳ありませんが、いち傍観者としてはそうなってしまうところはご了承ください。

    チームが悩みながらも前に進んでいく。
    悩めるうちが幸せですよ。
    これからもどんどん悩んで悩んで、少しずつ前に進んで下さい。
    陰ながら応援してます。
    院内のジャイキリ、期待してますよ。

    返信は不要です。

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