自信

昨日の『活き粋大分フットサル大会2015』をもちまして、今年度の6年生が参加する大会が終了しました。

例年、この時期は6年生のお別れ試合を計画していますが、今年はこの大会のおかげで練習試合ではなく大会で6年生を送り出すことができました。大会を主催・運営していただいた関係者及び対戦チームの関係者の皆様にお礼申し上げます。

 

結果については、6チーム総当たりで5試合を戦い2勝3敗。

入賞も、勝ち越すこともできませんでしたが、戦いぶりについては充分に子供達の成長を感じる内容となりました。負けた試合も2点差以内。今までずっと、相手に先制されると下を向き、反撃の気配すら感じさせてくれなかった子供達が、昨日は先行されても相手に立ち向かい、最後まで諦めない姿勢、前向きに戦う気持ちをプレーで示してくれました。

 

うちのチームの課題として、「前プレに弱い」すなわち、2列目(低い位置)の選手がボールを持って組み立てる際に、相手に前から強くプレスをかけられると何もできず、ボールを前に運べなくなるという弱点がありました。

中には、初めからそこでの争いを回避して、GKからハーフライン付近まで浮き球を投げて体の強い選手に競らせたり、キック力の強い選手にボールを集め、遠目から強引にシュートやロングボールを入れてくるチームもあります。

試合に勝つための手段としては間違っていないと思いますが、フットサル専門チームとしてそんな戦いはしたくない。この思いから低い位置からの組み立てにこだわってずっと取り組んできました。

 

しかし、ここ数年は、試合のたびに2列目で攻撃の起点となる選手が狙われ、前から圧力をかけられてなかなか前を向けず、ボールを奪われてしまうことがほとんどでした。楽に戦わせるためにやり方を変えることもできたのですが、やはりそれはしたくない。そもそもフットサルチームと言いながら圧倒的に足元の技術がないという、うちチームの弱点を克服する意味もあり、去年の夏ごろから練習内容を見直し、かなりの時間を割いて基本的なボールタッチの習得に取り組んできました。

 

その練習に一番熱心に取り組んでいたのが、今回大活躍した一人の6年生です。

ちょうど、それまで2列目を担っていたもう一人の6年生がケガをして戦列を離れたため、チームの大黒柱として攻守に孤軍奮闘していたキャプテンと並んで2列目の一角にポジションを移したタイミングとも重なります。それまでは試合経験も少なく、ただ線が細いだけの印象でしたが、「自分がやらなければ」という自覚に加え、コーチから言われたこと、出された指示をすぐに実行する素直さが練習内容とも合ったのか、地道なボールタッチも見る見る上達し、試合ごとに保護者やコーチ達も驚くほどの急成長を見せてくれました。昨日も難しいポジションを見事に埋めてチームを落ち着かせてくれただけでなく、FPでただ一人全試合フル出場するほどの活躍ぶりでした。

 

いつの間にか、技術だけでなく体力までも見違えるほど向上した彼のおかげで昨日は久々に試合らしい試合を見ることができました。ここ数年、試合でこれほど2列目のコンビがしっくり来たのは昨日が初めてです。

 

もう少し早くこの練習に取り組んでいたら、今シーズンの結果・試合内容も違ったものになっていたかもしれません。しかし、それはチームにとって早いか遅いかの問題で、その6年生にとっては、今が成長するベストのタイミングだったということなのだと思います。現に同じ練習をしてもあまり身に付いていない子供もいます。やはり、練習をやらされていると思うのではなく、自主的に練習に取り組むことの大切さや、自分が足りないと感じたこと、必要だと思ったことを補うためのトレーニングを適切なタイミングで行うことの重要性を感じさせられました。

 

今年の年頭の日記で、「子供達の成長の瞬間を見逃さないようにしたい」と書きましたが、まさに昨日はその瞬間を目撃することができました。

うちのチームは人数が少なく、選手の一人一人が本当に貴重な戦力です。一人一人を戦力として丁寧に育て、6年生になると、できるだけ全員にAチームの試合に出場してもらうことがコーチ陣の暗黙の了解になっています。

 

そんなチームの指導者として、一人の努力が花開く場面に立ち会えたことは幸せですし、これだけでも活動を続ける甲斐があるというものです。

 

今年は本当に色々なことがありました。この日記でも何度となく書いてきましたが、今年ほどチームづくりに苦労した年はなかったんじゃないかというくらい、色々と考え、コーチ達とも話し合いを重ね試行錯誤を繰り返した一年でした。

 

自分達としても、「ボールを持てる選手がいないから」と簡単に諦めず、こだわって指導に取り組んできて良かったと思います。この6年生のおかげで「練習は裏切らない」と言い続けてきたことを証明することができましたし、地道に積み重ねてきた努力は報われるということを、後輩たちに示してもらうことができました。

 

彼にとっても、時間をかけて取り組んできたことが結果として現れ、大いに自信となったことでしょう。中学に進んでもサッカーを続けてくれるということですので、フットサル教室で得た自信、成功体験を忘れず、勇気を持って新しい世界に飛び込んで行ってもらいたいと思います。

 

 

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コメント: 4
  • #1

    翔平 (月曜日, 14 3月 2016)

    昨日はお疲れさまでした‼
    今年はホントにいろんな事がありましたね‼
    子ども達と共に自分も少しずつ成長している気がします(^-^)/
    これからもガンバりましょう‼(^-^)

  • #2

    他チーム保護者 (月曜日, 14 3月 2016 23:04)

    フットサル交流戦以来で院内さんとの対戦を観戦しましたがすごく強くなっててびっくりしました。個人的な観点になりますが、10番、GK(ゴレイロでしたっけ?)には苦しんでた印象です。いつも本ブログから指導者としての心の葛藤を感じさせてもらってますが、いい方向に向かってるようで、なんとなくうれしい気分になりました

  • #3

    藤原 (月曜日, 14 3月 2016 23:34)

    翔平コーチ

    本当に色々あったし、色々子供達にも言ってきたね。
    多分、俺達相当嫌われてるんだろうな 笑
    まあ、翔平がフォローしてくれるおかげで俺も言えてる訳で。
    お互い遠慮せず口出して行こう。
    これからもよろしく!

  • #4

    藤原 (月曜日, 14 3月 2016 23:53)

    他チーム保護者様

    コメントありがとうございます。
    大分市のチームには、いつもいつもお世話になっていますm(__)m
    10番もGKも頑張っていますので、そう言っていただくと嬉しく思います。
    大分県でフットサル一本でやっていくことは本当にたいへんですが、見てくれている方がいることを励みに頑張って行きます。
    またお会いすることがありましたら、是非声をかけて下さい!

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