連休前の鬼のような仕事のスケジュールも何とか乗り切り、カレンダー通りGWを迎えることができました。
前半の3連休初日は初のGW合宿を実施。
『電車でGО!』作戦も、念願の阿蘇行きも実現することはできませんでしたが、それでも合宿自体は保護者の皆さんのご協力のおかげで無事開催することができました。
代替開催地となった家族旅行村は自宅から車でわずか5分の距離。
予定していた阿蘇から一転、考えられる中で最も近い場所での合宿となりました。
初めて利用する施設。準備不足もあり、開催するまでは若干の不安を感じていましたが、いざ利用してみると自宅から近くて準備も楽だし、施設内に体育館も土のグラウンドも温泉もあり、宿泊もバーベキューもできる。
何で今まで利用しなかったのかと残念に思うくらい、本当に便利な会場でした。
保護者の皆様には、直前の計画変更でたいへんご迷惑をおかけしましたが、今回の合宿の一番の目的である選手同士の親睦はもちろん、夜のバーベキューにはたくさんのご家族に参加していただき、保護者とコーチ陣の懇親も深めることができたと思います。
煙まみれになりながらバーベキューの準備に頑張っていただいた保護者の皆さん、練習やバーベキューに差し入れをしてくださった皆さんに、改めてお礼を申し上げます。
そして後半の3連休。
最終日の昨日はトレセンで3年生以上を対象にトレーニングを行いましたが、この日の練習には、県外の高校に進学した卒業生や、昨シーズンまでFチャレンジリーグの強豪クラブでプレーしていた地元の後輩も特別コーチとして参加してくれました。
当初の予定では、GW中は3日(火)午前のトレーニングと親子フットサルまで行い、火~木の夕方の練習は休みの予定でしたが、今年はGW後に城下かれい祭り大会が迫っており、週末には練習試合もあるので3年生以上だけでも練習をやっておこうかということになり、連休に入る前に急きょ5日の練習を行うことになりましたが、最終的に昨日の練習にはコーチ全員と中学生2人、高校生1人、そして特別コーチ1人の合わせて10人というコーチが顔を揃え、本当に豪華な顔ぶれでの練習となりました。
そもそも、例年うちのチームはGW中はほとんど練習を行っていません。
というのも、最近は火・水・木・土曜と多い時は週に4日の練習を行っていますが、試合はせいぜい月に1~2回あるかないか。どう考えても、練習量とその発表の場である試合との釣り合いが取れているとは思えません。
最近は、やってもやっても身に付かず、“練習のための練習”という悪循環に陥っている気がしていましたし、無理して練習してもその成果を発揮する機会がないのであれば、わざわざGW中に練習することもない。サッカーチームの関係者が聞いたら驚かれるかもしれませんが、これがフットサルの現状、現場の指導者の生の声です。
ただ、今年はせめてこの大型連休で子供達のコミュニケーションを深めてもらい、さらに家族で思い出を作ってもらう機会を提供しようと思い、初めて合宿や親子フットサル等のイベントを計画してみましたが、そのアクションが実を結んだのか、連休の最後にスペシャルな出来事が待っていました。
5月5日はフットサルの日(だそう)です。
特に計画していた訳ではありませんが、結果的にはフットサルでつながる仲間たちに囲まれ、最高に幸せな『フットサルの日』を過ごすことができました。
なかなかチームを強くすることはできませんし、保護者の皆さんのご苦労や期待に見合うだけの成果を挙げているとも言い難い状況です。
しかし、一人でも「フットサル教室があって良かった」と言ってくれる卒業生がいたり、OBでも保護者でもないのに「応援しています」と言ってくれる人の声を少なからず耳にするたび、頑張って続けて良かったと感じることができます。
先日の合宿のBBQでは保護者の皆さんを前にして「大分でフットサル一本でやってても…」とつい弱音を吐いてしまいましたが、他のスポーツに比べ、競技人口も少なくマイナーなフットサルだからこそ、こういった人と人との小さなつながりを感じることができたり、周りの方々に支えられ、続けることができているという感謝の気持ちを実感することができるのかもしれません。
これからも、自信をもって『フットサル専門チーム』を名乗って行こう、との思いを強くした今年のGWでした。
今シーズンがスタートしてちょうど1ヶ月。
来週には今季初の大会となるU-10の大会に出場しますし、来月には早くもバーモントカップが待っています。
フットサルを取り巻く環境の厳しさは変わりありませんが、それでも微かに感じる追い風に乗って、少しでも前に進んで行きたいと思っています。
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