out of the woods

11月5日(土)、佐伯市総合体育館で『九州ジュニアフットサル大会大分県大会』が開催されました。

facebookの方でお知らせしたのでもう良いかな、とも思いましたが、やはり一応この日記の方にも感じたことを記録として残しておきたいと思います。

 

まずは、大会関係者の皆様、今年もたいへんお世話になりました。

特に最近は、レフェリーや記録員など、裏方と呼ばれる皆さんのお陰で大会が成り立っているということをつくづく感じます。本当にご苦労様でした。

 

さて、昨年より1チーム多い9チームが参加した今大会。3チームずつ3グループに分かれてリーグ戦を行い、さらに各グループ1位の3チームにより決勝リーグを戦って、九州大会出場権を得る上位2チームを決定するというレギュレーションでした。

 

予選リーグの対戦相手は敷戸とリノス2011(Bチーム)の2チーム。

初戦の敷戸戦は立ち上がりから攻め込まれながらも何とか持ち応えていましたが、相手にコーナーからのヘディングで先制され、立て続けにキックインから追加点を奪われると、一気に集中が切れ前半だけで4失点。

後半、4年生のドリブル突破からの見事なゴールで1点を返し、息を吹き返したかと思いましたが、時間の経過とともに運動量・集中力が低下し、終わってみれば2-6の大敗。

続くリノス戦も、相手にミドルシュートをゴール右下隅に突き刺され追い掛ける展開となり、前半のうちに4年生の気持ちの入ったゴールで追いついて1-1で折り返すものの後半に力尽き、1-3で敗戦。

2戦2敗という結果でした。

 

相手にポゼッションされることは想定内。

その上で、粘り強く守って相手のミスを誘い、奪ってからのカウンターというのが現実的なゲームプランでした。

初戦は序盤こそ無失点で推移し、狙い通りの展開となりかけましたが、人数をかけて守ってくるうちのDFに対し、ならばと手数をかけずにゴール前の密集を回避し、正確な浮き球を入れてきた相手の戦術眼の方が上でした。

本来なら、そこで油断した相手の隙を突いて逆襲を仕掛け、すぐに追いつきたいところでしたが、逆に勢いづいた相手にキックインからゾーンで守るスペースを抜け目なく突かれ追加点を献上。

結果的に、このセットプレー2本で全てが決まった気がします。

 

警戒していたセットプレーでやられ気落ちしてしまった上に、そこから先発選手の疲れが出てきて集中力が欠ける時間帯と重なり、さらに選手交代でリズムを崩しと、全てが裏目裏目、後手後手に回る悪循環となりました。

 

 

9月10日  TRM/リノス

9月17日  ジュニア交流戦

10月10日 TRM/リヴェント

10月15日 ジュニア交流戦

10月29日 TRM/リノス・リヴェント

同      TRM/Footstep soccer academy

 

以上が今年の9月以降の実戦練習の全てです。

 

大会までの2か月間、普通のサッカーチームならリーグ戦や大会で目が回るほど忙しいスポーツの秋を、ひたすら練習に費やしてきました。

もちろん練習するに越したことはありませんが、練習→実戦→出来たこと出来なかったことを振り返りまた練習、というサイクルに乗れなかったことは事実です。

また、個人的な事情もあって大会直前はなかなか練習を見ることが出来ず、今回はあえて子供達を追い込まずにいつもの練習の雰囲気のまま大会に臨むことにしましたが、それで何とかなるほど甘くはありませんでした。

結果的に、バーモントの時のように、勝てないながらもトリニータのU-11を慌てさせ、NFCとの競り合いを制して1-0で勝利をもぎ取ったここ一番での集中力、勝負強さを見せることはできないまま、大会を終えました。

 

最低でも3日。ほぼ週4日の練習は、決して少なくないと思います。

基本的に室内なので、天候に練習が左右されることはありません。

その上、ほとんどマンツーマンに近い形で常にコーチの目が届く指導を行っています。

練習に限っては間違いなく恵まれた環境にあるうちのチームですが、それでも大会に出ればこの結果。

 

2試合を通じて感じたことは、立ち上がりから自分達で仕掛けることができず、相手に合わせてしまういつもの試合の入り方。セットプレーでボールウォッチャーになってしまう悪い癖。人数は足りていながら楽々とシュートを打たせてしまう寄せの甘さ。攻守ともに切り替えの遅さ。

全て経験不足が原因です。

もちろん、自分達の指導力のなさが最大の敗因であることは間違いありませんが、もう少し試合を経験させてやることができていたら、少なくとももう少しは危機管理意識が身に付き、失点は減っていたはずです。

 

 

週4日も練習をしながら、仕上がりを確認するための実戦を満足に組んであげられないこと。

フットサルの大会に出るためにサッカーチームに助けてもらい、しかも本番ではサッカーチームに歯が立たないこと。

最大で6年間、練習に通わせながら、卒業後にフットサルを続けさせてあげられないこと。

 

自分達自身、決して楽ではないスケジュールをやりくりしながら続けた先に、いったい何を子供達に残してあげることができているのでしょうか。

いっそのこと、リノスのように思い切って県外に打って出ようかとも考えてみたり… 

 

もがけばもがくほどはまる、底なし沼のような感覚、と言ったら大げさかもしれませんが、ここ数年は出口の見えないトンネルか、濃い霧の中を闇雲に歩き回っている感覚に襲われます。いつかこの中から抜け出せる時は来るのでしょうか。

 

 

簡単に大会を振り返るだけのつもりがまた長くなってしまいましたが、お陰で何とか最近のチームの現状は書くことができました。

まだまだ書きたいことはありますが、とにかく、改めて自分達の立ち位置と、自分達が身を置くフットサル界の現状を再認識した大会。

 

それが今大会を終えての率直な感想です。

 

あと、やっぱり15分ハーフは長いなと。