初心とは

たいへん遅くなりました。

書くのも恥ずかしいくらいですが、まずは皆様あけましておめでとうございます。

 

この日記も2か月ぶりの更新となりました。

色々と書きたいこと、書かなければいけないこともあったのですが、なかなか書けず、ついに年を越してしまいました。

いつも気にかけて頂いている皆さん、会うたびに「楽しみにしています」と声をかけて下さる皆さんに、まずはお詫びを申し上げます。

 

あまりこの日記に触れてこないうちのコーチからも、「11月からですよね…」とプレッシャーをかけられてしまいました。せめて1月中に更新しておかないとと思い、ようやくパソコンに向かって書き進めているところです。

 

さて、今さらという感じはありますが、年が明けて一回目の日記ということで、昨年の活動を振り返りつつ、今年の目標でも書いてみようと思います。

 

昨年は、U-10のフットサル施設連盟九州大会の準優勝に始まり、ホンダカップやエンジョイ5といった、いわゆるワンデー大会では予選の壁を越え、次のステージに進むことができました。

一方、バーモントカップ県予選ではプレーオフまで進みながら二日目の決勝トーナメントに残れず、11月の九州大会予選ではあと一歩のところで代表権を逃すなど、公式戦では悔しい思いを味わってきました。

必然的に、今年の目標としては、こういった大会で去年を上回り過去最高の成績を残すこと、すなわちワンデー大会では全国大会出場を、公式戦ではせめて九州大会の出場を目指して行きたいと考えています。

 

と、ここまで書き進めてみたものの、何かすっきりしません。すっきりしないというか、しっくりこないというか…

 

「本当にこれが自分の目標なのか」と聞かれると、自信を持って「そうです」と答えられない気がします。

そもそも、去年の成績を上回ること、過去最高の成績を残すことはスポーツのチームとして当然のことですし、ここでわざわざ書くほどのことでもありません。

 

では、自分の目標とはいったい何なのか?

 

改めて考えてみましたが、正直なところ、すぐにその答えを見つけることができませんでした。

自分は何のためにこのチームで活動しているのか?

自分は何をしたいのか?

自問自答しても明確な答えは見つかりません。

もしかすると、しばらく日記を書けなかった理由はこの辺りにあるのかもしれません。

 

 

お陰様で、このチームも今シーズンで20周年を迎えることができました。

以前この日記で書いたことがあるかもしれませんが、自分がこの教室を立ち上げた理由は、フットサルどころかサッカーチームさえなかった院内の子供達に、フットボールというスポーツの選択肢を与えてあげたいという思いからです。

 

その目標は達成することができました。

今では、院内だけでなく、安心院や旧宇佐市内の子供達も通ってきてくれています。

『サッカーの代わりのフットボール』ではなく、『フットサルという名のフットボール』をある程度本格的に、かつ継続して提供できているという自負はあります。

 

もちろん、自分一人の力でここまで来れたとは全く思っていません。参加してくれる子供達、信頼してお子さんを預けてくれる保護者の皆さん、そしてこれまで指導に関わってくれたコーチの協力のお陰です。

中でも、プライベートの時間を削り、ボランティアで指導に当たってくれているコーチ達には感謝の一言です。

そんな充実感を感じる一方、ここ数年で自分の置かれた環境も変わってきました。今までは、6時の練習開始に間に合わせるため、逃げるように職場を後にしてきましたが、今ではなかなか練習開始に間に合うことができなくなってきています。

別に、自分が練習に遅れようが休もうが、コーチのお陰で練習はできています。そしてチームも強くなっています。

毎日のように遅れて練習会場に到着し、楽しそうに練習している子供達の姿を目にするたび、もう自分はこのチームに必要ないんじゃないか、という思いが頭をよぎります。そしてその次に思うのが、自分はいったい何のためにこの活動を続けているのか、ということです。

 

そんなことを思いながら家でテレビを見ていたら、ある番組のインタビューで、将棋の羽生善治永世七冠がこんなことを話していました。

「『初心忘るべからず』の初心とは、物事を始めた時の気持ちを言うのでなく、その時々で最初に思ったこと、気持ちを言う。

将棋を始めた頃の気持ち、プロを目指した時の気持ち。

その時々のターニングポイントでの気持ちを忘れないで進んで行くというのも良いのではないか。」

 

将棋界の天才と自分なんかを比べること自体、おこがましいことではありますが、この話を聞いてからというもの、ずっとこの言葉が頭から離れません。

おそらく、今の自分に足りないなのは、「始めた頃の気持ち」ではなく、「その時々での気持ち」なのかもしれません。

 

チームを立ち上げるという目標は達成しました。

自分がいなくても問題なくチームは回って行きますし、強くなっています。

 

ではこれで充分なのか、満足しているのかと言われると、決してそうでもありません。

練習は継続的にできていますが、依然として定期的な試合の場であるリーグ戦は確立できていませんし、小学校を卒業した教え子たちにフットサルを続ける環境も用意できていません。小さなことも含め、まだまだ問題は山積みです。

 

「将棋をどれくらい分かっているかと言われたら、まだあまり分かっていない」

羽生名人は、こうも言っていました。

比べるのも失礼なことは承知の上ですが、前人未到の“永世七冠”を獲得し、将棋界で初となる国民栄誉賞を授与されようかという方でさえ、「まだ将棋が分かっていない」という謙虚さに、たかだかチームを立ち上げただけで満足している自分が恥ずかしくなってしまいました。

リーグ戦の確立も卒業生の進路も、自分一人の力でどうにかなる問題ではありませんが、少なくとも自分が始めたこのチームに対しては、最後まで責任を持って取り組んで行こうと思います。

 

 

なんだか、自分の目標というよりも、偉人の言葉を紹介するような内容の日記となってしまいましたが、ついでなので最後にもう一つ。

 

「夢を持つこと。叶うか叶わないかは別にして、夢を持つことは大事だと思う。」

 

器の小さな人間ですので、あまり大きな夢を追わず、目の前のことからコツコツと。

まだ目標は見つかっていませんが、とりあえず練習に出れなくてもできること、自分でなければできないことを見つけて自分なりにチームに貢献していこうと思います。 

 

久しぶりの日記でしたが、またしても長くなってしまいました。

最後までお付き合い頂きありがとうございます。

 

改めて、今年も院内FCをよろしくお願いします。

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コメント: 1
  • #1

    匿名希望 (水曜日, 14 2月 2018 20:49)

    その時々での監督と子供たち、コーチ、保護者との目標を共有し、毎年の積み重ねで生まれる結果などに監督としての思いが見いだせるかもしれませんね。頑張って下さい!!

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